石見銀山は富士山より先に世界遺産になったんですよ!
世界の3分の1のシェアを誇った石見銀山
石見銀山は、島根県大田市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)です。
最盛期に日本は世界の銀の約3分の1を産出したとも言われていますが、この石見銀山の銀がそのかなりの部分を占めたとされています。
つまり世界の3分の1を産出していたといっても過言ではなかったのではないでしょうか。
大森銀山(おおもりぎんざん)とも呼ばれ、江戸時代初期は佐摩銀山(さまぎんざん)とも呼ばれ、明治期以降は枯渇した銀に代わり、銅などが採鉱されていたそうです。
世界遺産に登録 そして産業遺産としてはアジア初!
第31回世界遺産委員会でユネスコの世界遺産(文化遺産)への登録が決まり、7月2日に正式登録されました。
一般に銀山開発においては銀の精錬のため大量の薪炭用木材が必要とされたが、石見銀山では適切な森林の管理がなされたことにより環境への負荷の少ない開発がなされ、今日に至るまで銀山一帯には広葉樹などを含む森林が残されてきている点が特に評価されていたみたいです。
たしかに、石見銀山の周りは緑に囲まれ空気もきれいで良いところです。
日本の世界遺産登録としては14件目であり、文化遺産としては11件目、産業遺産としてはアジア初の登録で、島根としては非常に誇らしいことでしょうね。
富士山より先に世界遺産登録
最近、世界遺産といえば富士山で、その二つ前に登録されたのが石見銀山遺跡です。
公開時間は9:00~17:00(12月~2月までは9:00~16:00)です。
【料金等】個人 一般410円/小人200円
【アクセス】JR大田市駅よりバスで28分、大森下車、徒歩40分
ぜひとも電動自転車を借りてサイクリングすることをお勧めします。
電動自転車の楽チンさに驚きを感じながらも、綺麗な空気の中サイクリングは最高ですよ!
ちなみに石見銀山のすぐ近くにある有名な会社があるのをご存知ですか?
「中村ブレイス」
という会社です。
しかし、中村ブレイスの製品を日本全国だけでなく世界の各地でも使用している方がいます。
1991年には、メディカルアート研究所を設立し、
乳癌術後用人工乳房”ビビファイ”や、
身体のあらゆる部分の欠損や損傷を補正する”スキルナー”の研究・開発
を行っており、人口乳房は完全オーダーメイドで、利用する方に経済的ハードルを低くするために、赤字で提供をしているそうです。
中村社長の講演を聴いたことありますが、熱い魂を持った方でした。
義足や人口乳房など、本物と見分けがつかないほど精巧に作られていました。
そりゃそうですよね。
使用される方は、失ったものを補うわけですから、より自然に見えるようにしたいですもんね。
もし周りで悩んでいる方がおられたら、紹介してあげてみてもいいかもしれませんよ。